不快害虫
ゴキブリ
ゴキブリの生態
代表的なゴキブリの種類
屋内でよく見かけるゴキブリは「チャバネゴキブリ」「クロゴキブリ」「ワモンゴキブリ」「ヤマトゴキブリ」の4種です。それぞれの特徴をご紹介します。
<< チャバネゴキブリ >>
体長:10~15mm
色:黄褐色
寒さ:弱い
生息地域:日本国内/屋内
主な発生場所:飲食店、ホテル、旅館、病院の厨房施設
<< クロゴキブリ >>
体長:25~35mm
色:光沢のある黒渇色
寒さ:強い
生息地域:日本国内/屋内外
主な発生場所:一般住宅、ビル、倉庫
<< ワモンゴキブリ >>
体長:30~40mm
色:褐色
寒さ:弱い
生息地域:東京以南
主な発生場所:地下街、下水道
<< ヤマトゴキブリ >>
体長:20~25mm
色:黒褐色
寒さ:強い
生息地域:東北・関東・中部・近畿
主な発生場所:一般住宅、倉庫、屋外
ゴキブリの被害
ゴキブリの潜む場所
ゴキブリは、このような場所を好んで潜んでいます。
・暖かいところ
・暗いところ
・エサに近いところ
・湿気のある場所
・ せまいすき間
そしてなんといっても台所を中心にひそんでいます。
流し台の裏、ガス台、湯沸かし器、冷蔵庫の周囲、ゴミ入れの下、吊り棚や食器棚のコーナーなどが潜み場所になっています。
ゴキブリの主な被害
食中毒やO-157などの病原菌の媒介
発生による不快感
食品などへの異物混入
食品や本、あらゆるものをかじる
フン・体臭などの嫌な臭い
カラス
カラスの生態
都市に多いのはハシブトガラスで本来は森林性の鳥です。
自然の森林生態系の中では樹木で果実や種子、樹皮の中の昆虫などを食べ、樹上に巣を作って繁殖していますが、 都市では、公園などの樹木に巣を作って、昆虫や種子を食べる他に人間が出す生ごみや残飯、ペットフードなどを食べています。
雑食で種子や果実、魚、肉、動物の死骸、全部食物とすることができ、たいへん食性の幅が広く環境への適応力が高い鳥です。
カラスの詳しい生態
寿命:10年から20年といわれています。
繁殖:繁殖は通常年1回で雛は30~35日で巣立ちます。メスが生む卵は3~5個。メスが卵を温め18~20日で孵。
天敵がいないために産んだ卵が全て孵りますます増える結果となっています。
食べ物:雑食で、種子や果実、魚、肉、動物の死骸、全部食物とすることができ、中でも肉類と脂類が好物で、時には生きている獲物を襲うこともある。
カラスにとって、ねぐら・巣・なわばりは別々です。
巣は卵を産み雛を育てる場所で雛が巣立ってしまえば巣には、戻りません。
通常は集団でねぐらを作ります。都会では、大きな公園、緑地帯、寺や神社などに集まります。
中規模なもので1,000羽ぐらい、大規模なものでは10,000羽にもなります。
カラスの主な被害
ゴミを荒らす
カラスは雑食性ですが、都会のカラスはゴミステーションの生ゴミをエサにしているため、ゴミ置き場を荒らす被害がおきています。
威嚇行為
カラスは繁殖期(およそ4月上旬から7月下旬)になると、卵やヒナを守ろうとする野生の習性から、巣の近くに人を寄せ付けまいとして威嚇してきます。 威嚇行動でも人が遠ざからないとき、後方から低空で飛んできて頭すれすれをかすめたり、脚で蹴るなどの攻撃をすることもあります。
騒音被害
羽音や鳴き声が騒音被害となっています。